住宅について
フィリピンの住宅は一般的に柱、梁、スラブをコンクリートで築造し壁はブロック積です。また、基礎、柱、梁の配筋量(鉄筋量)も日本と比べれば非常に少なく脆弱です、地震力(水平力)の算定加算は少ないと考えます。住宅全体を耐震補強するには専門的な調査、構造計算等非常に高価な金額と工法の選択が専門的になると考えます、そこまでやろうとする方は少数派でしょうし、初めからブロック造の壁にせず高価でもコンクリートでの施工方法を選択すると思われます。そこで住宅内の過ごす時間の多い部屋のみを耐震補強して命だけは助かる選択を提案したいと考えます。
フィリピンの地震頻度を確認すると、あと数十年で大型の地震がくると予想できます、その地震が来なければ耐震補強には興味を示してもらえないと思われますが、今より弊社のホームページを充実させて興味のある人に公開したいと考えます。数年後、フィリピンの方々の為になる仕事が出来ると考えて提案いたします。
・開口部の大きい南、東面の補強
・寝室、リビングの補強(シェルターの考え方)
・屋根は梁の上に軽量鉄骨で小屋組みをし屋根を葺きます、瓦を葺いてある屋根は軽量化も可能と考えますがフィリピンの気候を考えると断熱性に優れた瓦が有効と思われます。
・スラブの配筋量も少ないので水平構面補強する方法も有効と考えます。
・庭へのシェルターの設置も案としてあります。
・ベッドのシェルター、キッチンシェルター、リビングシェルター
フィリピンの地震年表
| 地域 | 死傷者 | 地震規模 | 備考 | |
| 1964年 | ルソン島地震 | 3600人 | マグニチュード7.5 | スペイン統治下でスペイン人集計値 |
| 1976年 | ミンダナオ島地震 | 8000人 | ||
| 1990年 | バギオ地震(ルソン島) | 1621人 | 7.8 | |
| 1990年 | ルソン島地震 | 数百人 | 7.8 | |
| 2012年 | ネグロス島地震 | 40人 | 6.9 | |
| 2022年 | ミンダナオ島地震 | 数十人 | 6.7 | |
| 2025年 | ミンダナオ島東海岸沖地震 | 7人 | 7.4 |

